2002-01-01から1年間の記事一覧
基地の中を歩くヒカル達。「…本当に誰もいないね…」
Uボートの艦内。 通信士の背後に立ち、佐為の手紙を見ている緒方。
どんたた どんたた どんたた。 「フンジャバハンジャバー(盛り上がってるかーい)!」 「ハンジャバ~(イエー)!」
LogBook(航海日誌) 1日目。 上海沖を出発。 島に到着。位置、詳細不明。 燃料あとわずか。食料、衣類、武器弾薬の有無確認済み。 ヒカルのとった魚を夕食とする。 囲碁を打つ。 2勝2敗1分け 2日目。 昼下がりに起床、浜辺の周辺を探索。誰も人間のいる…
「!」 ガチャガチャガチャガチャガチャッ! こめかみに銃口が当てられた次の瞬間には兵士達に全身取り囲むように銃を向けられ、万事休すとなったヒカルだった。
― 中座しようと椅子を引きかけたアキラの目の前が真っ赤になった。「?」何事が起きた?よく見ると目の前にあるのは真紅の絹をまとった体。赤地に白い蘭の花が縫い込まれている。その花の列に導かれて視線を上にあげると最後は生花の白蘭が一輪、髪に揺れて…
「あークソ~、アイツ、でっっっけえ足!見ろよコレ!」 既に、皮のジャケット、労働者風のシャツにズボンといった「いつもの服」に着替えたヒカルは、真っ白なサテンにつけられた山崎パンの「大ロシア」ほどのバカでかい靴跡を、ドレスを掲げて和谷に示した…
場面は変わって… 平原を走る長距離特急。 先頭の大型蒸気機関車は、黒煙と白い蒸気をすさまじい勢いで吐き出しながら、 後に続く客車を牽引して、上海めざして大陸を疾走する。 1等車と食堂車には、多くの富豪達が乗車して、エキゾチックな列車の旅を楽しん…
霧深い 中国の奥地… 少数民族とパンダ(ついでに楊海さんと楽平)の故郷、雲南省…(冒険活劇にありがちな偏見ですみません) その山奥に隠された遺跡に通じる真暗闇の洞窟にオレはいる。オレの名は進藤ヒカル。普段のオレは、アメリカのすっげーイイ大学で考…